ブリッジの作り方シリーズ⑤ 『写真の町シバタ編』 

7/2(木) 19:00-20:30 @ Arts Chiyoda 3331

「ブリッジの作り方シリーズ」では、日本各地で取り組まれているいくつかのアートプロジェクトを紹介し、その主宰者の方からお話を伺っています。
今回は、新潟県新発田市で取り組まれている「写真の町シバタ」プロジェクト実行委員の原亜由美さんをお招きします。

新潟県新発田市は、城下町から連隊の町として栄え、明治期に広大な商店地区が興隆し、近代文化を象徴する写真館が多く軒を連ねました。戦火を逃れたため、東京など大都市圏では失われた写真草創期の貴重な乾板写真が、今も商家などに眠っています。
「写真の町シバタ」は、町のたからものであるこれらの写真資産を活用すべく、2013年から活動をしている市民有志団体です。毎年10月に開催される「まちの記憶」は、「写真の町シバタ」のメイン・イベントで、新発田駅前の商店街中心に、毎年100を超える商店が参加しています。お店に眠っているアルバムから、店主が「とっておきの一枚」を選び、それをポスターにして店頭に飾ることで、新発田のまち全体に「まちの記憶」が立ち表れる仕掛けを演出する取り組みです。

「写真の町シバタ」の事務局として活動している原さんは、地域のお店を回り、店主とともにアルバムを開き、そこに眠っていた写真にまつわるエピソードを聞きながら、とっておきの1枚を探すためのお手伝いをしています。
活動を通して出合ったエピソードや、新発田に根付きつつある写真の力についてお話を伺います。

 

【開催概要】
日 程  7月2日(木)19:00〜20:30(開場18:30-)
場 所  Arts Chiyoda 3331 3F アーツカウンシル東京ROOM302
ゲスト  原 亜由美(「写真の町シバタ」プロジェクト実行委員)
ホスト  港 千尋(写真家 / 著述家 / Art Bridge Institute代表)
参加料  無料
定 員  先着30名

申 込  要事前申込 申請フォームより。 申込フォームはこちら
主 催  東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
NPO法人Art Bridge Institute

 

※事前申込は7/1(水)17:00まで。
※お寄せいただいた個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用致します。
※事前申込の段階で定員に達しない場合は、当日受付を行います。受付情報はfacebookページをご覧下さい。

 

 

写真の町シバタ2014の告知ビジュアル

「まちの記憶」時計店での展示の様子

新発田学研究センターでの「新発田とハワイ」講演の様子

 

 

 


 

原 亜由美
(「写真の町シバタ」プロジェクト実行委員)

1975年新潟県新発田市生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史専攻卒。大学在学中に音楽雑誌出版社編集部アルバイト勤務後、映画宣伝会社を経てレコードメーカーで音楽CDジャケット、パッケージ等の制作業務を担当。2007年フリーランスの制作コーディネイト業として独立、写真展等の展示企画にも携わる。
東日本大震災と前後して東京から活動拠点を地元・新発田市に移す。東京での活動を継続しつつ、2013年より写真の町シバタ・プロジェクト実行委員会に参加、事務局運営に従事。2014年度より敬和学園大学科目等履修生および新発田学研究センター一般研究員として、新発田からのハワイ移民に関して調査をしている。
2015年度、「町の編集局シバタ」主宰として、町で行なわれる様々な活動をかたちにするサポートをはじめた。