ART BRIDGE04 | Autumn
更新日:2016.11.13
創る 集まる 変えてみる
ART OF REASSEMBLING
今回の特集はあいちトリエンナーレ2016を入口に、人が集まり創造する現場を訪ねながら、共同創造の新しいかたちを発見したいと思います。時代と場所を超えて、アートは物質と時間と身体との、相互的な影響と変形の探究でした。それは自分の手と土以外に素材がなかった頃でも、人工知能による創造性が議論される現代においても変わりません。アートの持つ力が社交や集会を通し、まちづくりの方法論として役立つような場面も増えてゆくでしょう。共感から理解へ、理解から協同へという心の働きに、アートは欠くことができません。
人類が培ってきた「相互的な影響と変形」の探究が、2年や3年ごとの機会だけでなく、日々の実践として続けられていることに、それを確かめられるのではないでしょうか。
(港千尋『ART BRIDGE04|statement』より抜粋)

平成28年11月18日(木) 発行!
配付方法はこちら
Feature 01
コレクティブ・アジア
江上賢一郎

『コレクティブ・アジア─オキュパイ/ 生存権/ユーモア』ができるまで
服部浩之

行為からはじまるコレクティブ単語帳
コレクティブ·アジア プロジェクト·メンバー

都市の地層をなぞる
─釜山、歴史・アート・コミュニティ探訪記─
江上賢一郎

インドネシア美術のコレクティブ史
─“ワイルドな”メカニズム─
廣田緑

余白の時間を共有すること
江上賢一郎


Column 01
時を集めて
港千尋

Report 01
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
紙の上のプラットフォーム
関川歩


Bridge Talk 11
ブリッジの作り方シリーズ11
トランスコンセプチュアル
─移動と想像の方法論─
キオ·グリフィス


Feature 02
まちへ繰り出す芸術祭

Report 02
まちの小さな記憶とつながる
大愛知なるへそ新聞編集部
関川歩

Interview 01
芸術祭の「その後」をつくる
Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]

Interview 02
「あいだ」を創造するまち育て
延藤安弘


Column 02
縁のなかの力持ち
港千尋

Report 03
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
行き交う橋、つなぐ出会い 
町田恵美


Contribution 01
「どこ」を超えて「いま」を共有すること
~ライプツィヒ『日本の家』とネットワーク~
大谷悠

Contribution 02
汽水域にいきる
佐藤李青

Contribution 03
路地を再現する
交陪プロジェクトと精神地理学の行動
龔卓軍


Column 03
心の地理学
港千尋

Report 04
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
故郷をめぐる旅
原亜由美

Report 05
生きる術としての知の共有
~リーディンググループの実践~
高野英江

Contribution 04
旅する八丁味噌
名古屋 八丁味噌編
関口涼子


編集後記







編集長
港千尋

編集
川村庸子
関川歩
江上賢一郎(P4-15「コレクティブ・アジア」) 

アートディレクション&デザイン
加藤賢策(LABORATORIES)

デザイン
北岡誠吾(LABORATORIES)

英訳
スザンヌ・ムーニー
齋藤みやび
キオ・グリフィス(P40-41「路地を再現する」)

中国語訳・コーディネート
呂孟恂

プログラムオフィサー
佐藤李青(アーツカウンシル東京)
上地里佳(アーツカウンシル東京)

協力
あいちトリエンナーレ2016
Art Critique of Taiwan ACT
齋藤彰英
片田美晴
薄木利晃(齊文舎)