原亜由美
Ayumi Hara
土地 / 記憶 / 移民
わたしの故郷である新潟県新発田市の「写真の町シバタ」は、まちの記憶を紐解いて土地に結び直す写真プロジェクトだ。ひさしぶりに戻った故郷で、偶然かかわるようになった小さなプロジェクトから見えてきたのは、干拓地の風土を背景とし、明治期に連隊駐屯地として写真文化を育み、海外移民を多く送り出した進取の土地であるという、わたしの知らなかったイメージだった。まちに眠っている写真のエピソードは、海を越え、時間を越えて、離れた土地の記憶へと連なる。プロジェクトを通じて出会った記憶の指し示す土地へと旅をし、その所感を書き留めていく。
00 プロフィール

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1975年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。レコード会社等勤務を経て、2007年よりフリーランスのコーディネイター、キュレーターとして活動。写真展やプロジェクトの企画制作運営に携わる。主な企画に「Kanzan Curatorial Exchange 緯度温度」(Kanzan Gallery 東京・2018)、岩根愛写真展「新潟・福島・ハワイ 〜写真でつながる150年」(BOOKS f3 新潟「水と土の芸術祭 2018 」市民プロジェクト・2018)「写真の町シバタ」プロジェクト(金升二號蔵ギャラリー他 新潟・2013〜)。

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