キオ・グリフィス
Kio Griffith
越境 / ケーススタディ / 音
作家でありキュレーターである観念から感じられるこれから起動し始めるグローカル仮説に基づいた世界観の考察、自己地域の限界枠で活動の試みを展開する様々なプラットフォームを持つクリエーター、アーツ•コミュニティー、オルタナティブ•スペース、ポップアップ、などの紹介や海外情報をメインに,『Bridge』という言葉について、想像することの楽しさを伝えたい。例えば人間、植物、昆虫、鉱物などを音と考えると、世界は音に満ちている。それらの仲立ちとなり、流動的な音同士をつなげて、大小の美しい音楽=橋を創造する自分が幸せだと思う。
「行き来」もまた橋に近い意味を持つ。アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれ、今でも両方の国で暮らす自分にとって、正直その行き来の経験は、楽しいことばかりではなかったとも言える。自分はどこにいても、たとえ家があったとしても「外国人」らしい。一昨年から始めた「珊瑚海」のシリーズは、父方母方の家族同士が実際第一次大戦中に戦った背景を作品にしたものである。
日々の「行き来」の道すがら、世上の雑事に隠れる新しい何かとの出会いに、如何に喜び、おどろき、感動したかを伝える『Bridge Story』にしていきたい。
00 プロフィール

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1963年神奈川県生まれ、ロサンゼルス在住。ニューメキシコ州立大アルバカーキ校、Otis/Parsons School Of Design卒業。
アメリカと日本を主な拠点として、メタニュアンスな概念を機軸に、多様な表現を展開する。時代とともに変遷する社会や言動、それらを視覚的・聴覚的に再生、追体験させるという手法を取っている。そこには一貫して「失われたものに新しい命を吹き込む」という主題が秘められている。2016には愛知トリエンナーレへの参加、環太平洋地域の様々な言語や地域の人々から「色」にまつわるメッセージを集め、それらの「声」による作曲を試みる。

www.kiogriffith.com/

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