大谷悠
大谷悠
Yu Ohtani
まちに「あそび」をつくりだす — 都市空間を私たちの手に取り戻すために
禁止事項だらけの公園に、人を排除する公共空間、止まらない大規模な再開発、なんだか最近都市の生活がますます窮屈になっています。事なかれ主義の行政や、利益至上主義の不動産開発業者たちを批判することも必要ですが、都市に生活する私たちが動くことで状況を変えることもできます。それは都市に「あそび」を作り出すこと。この「あそび」には2つの意味があります。一つは活動を通じて、まちの人々が参加できる「楽しい遊び」を仕掛けていくこと。もう一つは都市の中に「空間的なあそび」を作り、人々の交流や活動のベースとなる場所を維持していくこと。この2つの「あそび」を追求することが、都市空間をもういちど我々の手に取り戻していくことにつながるのではないか。そんな仮説をもとに、日本とドイツの5つのケーススタディを紐解いていきます。
00 プロフィール
00 プロフィール
01 「空き家」と「あそび」— ライプツィヒ「日本の家」
01 「空き家」と「あそび」— ライプツィヒ「日本の家」
02 産業遺産を「アート」で「あそぶ」— ドイツの衰退工業都市に「パラダイス」をつくった話
02 産業遺産を「アート」で「あそぶ」— ドイツの衰退工業都市に「パラダイス」をつくった話
03 「公共空間」で「あそぶ」— 小倉城を攻め落とした話
03 「公共空間」で「あそぶ」— 小倉城を攻め落とした話
04 都市の「あそび」に集まるひとたち——「日本の家」となかまたち
04 都市の「あそび」に集まるひとたち——「日本の家」となかまたち
05 現代都市のアジールと「あそび」のクオリティ
05 現代都市のアジールと「あそび」のクオリティ

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